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1998 年度 実績報告書

筋萎縮性側索硬化症患者のための脳波を利用した意志伝達補助装置に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680341
研究機関鳥取大学

研究代表者

井上 倫夫  鳥取大学, 工学部, 助教授 (50151626)

研究分担者 川村 尚生  鳥取大学, 工学部, 助手 (10263485)
キーワード筋萎縮性側索硬化症(ALS) / 事象関連脳電位(ERP) / コミュニケーションエンド(CA) / P300 / 単語選択
研究概要

本年度は,以下の事を行った.
1. 臨床実験
実際のALS患者にお願いして,製作したシステムの試用実験を行なった.大学の研究室とは異なり,ノイズが大きくて,脳波の測定が必ずしもうまくいかなかった.電極等,測定系の改良が望まれる.
このとき,看護しておられる方から,「将来的には多数の単語を選んでコミュニケーションすることが望まれるが,YES/NO(はい/いいえ)だけでもよいから,意志伝達のできるシステムを大至急開発してほしい」と切望された.
2. 項目の提示方法の再検討
被選択項目数を2〜20,一単語ずつの提示による選択実験を行ない,再度,少ない項目数での提示方法の検討を行なった.
YES/NOの2項目での選択実験では,誤判定が多く,実用化は困難であることがわかった.また,10〜20と選択項目が多くなっても,同様に誤判定が多くなった.5項目のときが最もよい結果が得られた.
したがって,最少選択項目として,「はい」「いいえ」に3項目加えて,5項目とすることが望ましいことがわかった.また,提示間隔は平均500msがよいことが実験で確認された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 井上倫夫, 川村尚生, 谷口博教, 高杉章, 中島健二: "事象関連脳電位を利用してALS患者の意志伝達補助" 第13回リハ工学カンファレンス. 343-348 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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