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1998 年度 研究成果報告書概要

リアルタイム分散システムにおける動的スケジューリング手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680349
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 計算機科学
研究機関立命館大学

研究代表者

大久保 英嗣  立命館大学, 理工学部, 教授 (60127058)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
キーワードリアルタイムシステム / スケジューリング / 時間制約 / デッドライン / ハードリアルタイム / ソフトリアルタイム
研究概要

本年度は、前年度における成果と今年度における成果を統合し、全体をプリランタイムスケジューリング手法としてまとめた。さらに、本手法と既存の手法との比較研究とシミュレーションによる評価によってその有効性を示した。さらに、動的スケジューリング手法として、予約に基づく手法を考案し、それをリアルタイムトランザクションのスケジューリングに適用し、その有効性も示した。これらの成果は、以下の2点に要約されるが、これらを学会の論文誌において発表した。
1. end-to-endのタイミング制約が課せられた分散実時間システムのためのスケジューリング手法
本研究では、ジッタ制約やend-to-endのタイミング制約を含む様々な制約が課せられた分散実時間システムのためのスケジューリング手法について検討した。さらに、シミュレーションによる評価によって、本手法が高いスケジューリング能力を備えつつ、効率的にスケジューリングが行えることを示した。
2. 予約に基づくリアルタイム同期プロトコルとスケジューリング手法
本研究では、リアルタイムトランザクションのための時刻印方式に基づく動的な同期プロトコルとスケジューリング手法について検討した。本研究では、まず、トランザクションがアクセスする共有資源に対して予約操作を行うことにより、トランザクションのアボートを防止する同期プロトコルを考案した。次に,トランザクションの時刻印と優先度の両方を考慮した動的スケジューリング手法を考案した。本手法は、資源待ちによる時間制約の違反を低減することができる。本研究では、さらに、考案した2つの手法と他の手法をシミュレーションにより比較し、その有効性を示した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 戸川 敦之: "end-to-endのタイミング制約が課された分散実時間システムのための効率的スケジューリング手法" 電子情報通信学会論文誌D-I分冊. J81-D-I 6. 800-808 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 足高 正訓: "リアルタイムシステムのための時刻印方式に基づく動的な同期プロトコルとスケジューリング手法" 電子情報通信学会論文誌D-I分冊. 採録決定. (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Atsushi Togawa: "An Efficient Scheduling Algorithm for Distributed Real-Time Systems with end-to-end Timing Constraints(in Japanese)." Transaction of IEICE. Vol.J81-D-I,No.6. 800-808 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Masanori Adaka: "A Dynamic Sychronization Protocol and Scheduling Method based on Timestamp Ordering for Real-Time Transactions(in Japanese)." Transaction of IEICE. (in press). (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-12-08  

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