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1997 年度 実績報告書

遺伝的アルゴリズムとニューラルネットワークを用いたテクスチャ画像の領域分割法

研究課題

研究課題/領域番号 09680369
研究種目

基盤研究(C)

研究機関徳島大学

研究代表者

大恵 俊一郎  徳島大学, 工学部, 教授 (10035636)

キーワード遺伝的アルゴリズム / ニューラルネットワーク / テクスチャ画像 / 領域分割 / ピラミットリンキング法 / 組合せ最適化 / テクスチャ特徴
研究概要

本研究の主題は,不規則性を有する複数のテクスチャ領域から構成される1枚のテクスチャ画像の領域分割問題を組み合わせ最適化問題と捉え,遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithm:GA)による最適化手法を応用することにより,矩形小領域に分割された1枚のテクスチャ画像における個々のテクスチャ領域の組み合わせ最適化を行なう領域分割手法の開発である。この手法は,領域分割問題を小領域の組合せ最適化問題と捉えているため,スプリット・マージ法とは異なり,小領域の特徴量の等質性を判断する関数の定式化を必要としなく,分割された個々の領域における特徴量の分散の全領域での合計が最小となるように小領域を組み合わせることにより領域分割を行なおうとするものである。本手法は,GAの特徴である確率的かつ効率的な逐次的解探索を用いているため,局所解に収束することなく,ニューラルネットワークなどと異って,領域分割精度が分類機構の精度やロバスト性に依存することがないという特徴を持っており,数値実験の結果,高い分割精度を得ている。また,GAによる領域分割法は多くの処理時間を必要とするため,その処理の高速化と最適な領域分割個数を自動的に決定する方法にニューラルネットワークを適用する研究もしており,予測した良好な結果を得ている。さらに,ピラミット・リンキング法とニューラルネットワークを用い,等質性を判定する関数の定式化を必要とせず,しかもロバスト性を有する領域分割法も研究しており,期待通りの結果を得ている。その他,GAを用いてニューラルネットワークの収束性の向上させる方法とそのリモートセンシングデータ解析への応用の研究も行っており,良好な結果を得ている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Motohide Yoshimura Shunichiro Oe: "Texture Image Segmentation by Using Genetic Algorithms Considering Optimum Number of Segnentation Areas" Proc.of 1997 IEEE Int'l Corf. en Evolutionary Cemputation. 471-476 (1997)

  • [文献書誌] 村井礼, 大松繁, 大恵俊一郎: "GAによるBP法の収束性の向上とリモートセンシングデータ解折への応用" 電子情報通信学会論文集分冊D-II. Vol.J80-DII No.5. 1311-1313 (1997)

  • [文献書誌] Motohide Yoshimura Shunichiro Oe: "Edge Detection of Texture Image Using Genetic Algorithm" Proc.of the 36 SICE Annual Conference International Session. 1261-1266 (1997)

  • [文献書誌] Jing Zhang Shunichiro Oe: "A Segmantation Method of Toxture Image by Using Pyramid Linking and Neural Netuorks" Proc.of the 36 SICE Annual Conference International Session. 1267-1272 (1997)

  • [文献書誌] Jing Zhang Shunichiro Oe: "Texture Image Segmentation Method by Using Pyramid Linking and Self-Organizing Neuarl Network" Proc.of the 1997 International Conference on Neural Information Processing and Intelligent Information Systems. Vol.2. 1191-1194 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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