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1997 年度 実績報告書

シンボリック・データ・アナリシスの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680378
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京電機大学

研究代表者

市野 学  東京電機大学, 理工学部, 教授 (40057245)

キーワードパターン認識 / シンボリック・データ / 特徴選択 / 特徴評価 / 相対近隣グラフ / 相互近隣グラフ / クラス間相互近隣グラフ / データ・マイニング
研究概要

平成9年度における研究の主題は、識別問題(Classification problems)における特徴選択法(feature selection algorithm)の確立であった。効果的な特徴選択法においては、識別に貢献する重要な特徴群の発見と、これらの特徴に基づいた各類別概念(パターンクラス)の記述の一般性が、同時並行的に評価できなければならない。この目的のために、相対近隣グラフ(Relative Neighborhood Graph)および相互近隣グラフ(Mutual Neighborhood Graph)とよぶグラフの概念を利用してきたが、パターンクラスの相対的構造によっては、真に有用な特徴のみを選択することができない場合があった。今回、パターンクラス間の構造を捉えるクラス間相互近隣グラフ(Interclass Mutual Neighborhood Graph,IMNG)とよぶ新たなグラフを定義し、このグラフの性質を利用して、上記同時並行的評価が可能になった。この結果、パリティー問題(XOR問題)に冗長な特徴を付加した特徴選択問題など、特徴選択問題として難しいとされている各種問題に対しても、所望の能力が得られるようになった。今後、新アルゴリズムの高速化をはかるとともに、一般的なデータ・マイニングのエンジンの一つとして利用する考えである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Ichino and H.Yaguchi: "Symbolic pattern classifiers based on the Cartesian system model" Data Science,Classification,and Related Methods,. Springer. 358-369 (1998)

  • [文献書誌] Y.Ono and M.Ichino: "A new feature selection method to extract functional structures from multidimensional data" IEICE Trans.On Inform.and Systems.

  • [文献書誌] Y.Ono and M.Ichino: "A new feature selection method based on geometrical thickness" International Conference on Knowledge Extraction from Statistical Data(KESDA98),Luxembourg.

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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