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1997 年度 実績報告書

仮想空間に提示する3次元エージェントアイコンの機能性と認知性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680396
研究種目

基盤研究(C)

研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

森本 一成  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (00127169)

キーワードエージェントアイコン / 3次元仮想空間 / ポイント操作特性 / ヒューマンインタフェース / 仮想現実
研究概要

3次元エージェントアイコンの機能と認知性の関係を検討するために,まず,2次元アイコンの絵のデザイン要素として具象性,機能性,立体性,複雑性の関係について考察した.次に,3次元エージェントアイコンの機能と認知性の関連についての実験を進めるために,本年度は3次元空間における人の対象操作特性の一端を明らかにすることを目的とした.被験者に液晶シャッター式立体視眼鏡を装着させ,画面に提示された球形アイコンを6自由度のある3次元マウスを操作することでポイントさせるタスクを12名の被験者に課した.被験者から提示画面までの距離は100cmとした.アイコンの大きさは3種類とした.カ-ソルの初期位置からアイコンまでの距離は20cmから100cmまでの間に20cm間隔で5種類とした.アイコンの提示方向は各提示距離において目の水平位置(中心)の他に上下左右の4方向とした.実験の結果,提示距離が長くなるに従い操作時間も長くなり,アイコンが大きくなるに伴い操作時間は短くなった.実験では奥行き方向の操作を行っているが,得られた結果は2次元空間でのポイント操作特性とよく似た傾向を示した.また,アイコンの提示位置の違いは操作時間にあまり影響しなかったが,誤操作に影響が現れた.操作軌跡に関してはデータ解析が不十分なのではっきりとしたことは言えないが,定性的には2次元におけるマウス操作とは異なり,タ-ゲ-ット付近での細かなポイント修正操作が頻繁に見られた.
次年度は3次元エージェントアイコンの操作モデルの生成を行い,それに基ずく仮想オブジェクト操作インタフェースの設計とメンタルモデル生成プロセスのシミュレーションを行う.さらに,そのモデルによるシミュレーションと実験値との比較検討をする。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Morimoto: "Relationship between comprehensibility and psychologinal distance among Pictures in design factors of icons on a VDT screem" Proceedings of WWDU'97,Tokyo. 195-196 (1997)

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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