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1998 年度 実績報告書

マルチモーダル3次元インタフェース開発のためのツールキット

研究課題

研究課題/領域番号 09680400
研究機関広島大学

研究代表者

市川 忠男  広島大学, 工学部, 教授 (30127609)

研究分担者 吉高 淳夫  広島大学, 工学部, 助手 (60263729)
平川 正人  広島大学, 工学部, 助教授 (30173222)
キーワード3次元インタフェース / マルチモーダル / 仮想環境 / 実世界指向インタフェース / 状況認識 / WWW
研究概要

本研究では3次元インタフェースについて議論しているが,そこでの研究対象はコンピュータ内に構築される仮想世界にとどまらず,我々人間が生活する実世界までも含めて考えている。ここに研究の新規性ならびに独自性がある。
これまで3次元仮想世界におけるインタフェースデザインについての検討が十分になされていないという反省に基づき,本年度は,仮想世界におけるこれまでのインタラクション手法を分類・整理するとともに,具体的なインタラクション手法についての操作性評価実験をおこなった。さらに,実験を通して得られた,優れた3次元インタフェースの設計に向けたガイドラインを提示した。
一方,実世界とのインタフェースという切り口からは,現実に存在する“もの"に注目した,人間とコンピュータとの対話手法について研究をおこなった。ものの状態(例えば机の上の照明が消えている)からユーザの状況をシステムが推測し,それに基づいてユーザ同士のコミュニケーションを支援する機構を新たに提案した。
さらに上記2つの提案を結び付ける研究として,WWW上でのユーザの活動状況を音や画像に対応づけることにより,現実世界でのユーザの(協調)作業が効果的におこなえるようなインタフェースを構築した。
本研究により、仮想と現実というそれぞれの3次元世界をシームレスにつなぐ高次のインタフェースの構築に向けた確かな足がかりが得られた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Ivan Poupyrev: "Egocentric Object Manipulation in Virtual Environments : Empirical Evaluation of Interaction Techniques" International Journal of the Eurographics Assciation. 17・3. 41-52 (1998)

  • [文献書誌] Olivier Liechti: "Supporting Social Awareness on the World Wide Web with the Handheld Cyber Window" Proceedings of Workshop on Handheld CSCW. (1998)

  • [文献書誌] 室田将司: "コミュニケーション支援のための作業状況の認識と利用" 電子情報通信学会マルチメディア・仮想環境基礎研究会資料. MVE98-95. 69-76 (1999)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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