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当初計画した方法に従って、研究を遂行した。平成9年度は次のような方法を計画し研究を行った。
1.ネットワークシステムを利用した図書管理システムの開発、各種データベースの作成を行った。図書業務の中心は検索であるが、データの入力、修正、削除、なども行えるシステム構築をほぼ完了した。
2.雑誌管理システムの開発を行った。図書業務とは、データ内容が異なっているので、検索項目は違ってくるが、行われる業務はほぼ同じであるので容易に構築できた。
3.利用者管理システムを開発した。利用者情報のデータベースとなるので、図書・雑誌とはデータ項目が相当異なるが、画面操作は複雑にせず画面操作上のミスを防ぐようにした。
4.貸出業務システムの構築に着手した。この業務は、特に視覚障害者職員が行うことを考慮して作成する部分である。メインとなるデータベースは貸出データベースであるが、補助データベースとして貸出記録データベース、返却データベースを使用し、貸出・返却業務は、バ-コードとキーボードによる入力を可能にするように設計した。また、貸出データ、予約データの修正も可能にしたい。
5.点字図書館システムからの応答が視覚障害者にわかるようにするために、音声合成装置を利用した音声応答システムの構築に着手した。これによって視覚障害者はシステムの利用が可能となるであろう。
6.視覚障害者がデータを入力しやすくするため、点字キ-入力方式を検討し、そのシステム構築に着手した。
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