研究課題/領域番号 |
09680407
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研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
長岡 英司 筑波技術短期大学, 情報処理学科, 助教授 (30227996)
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研究分担者 |
黒川 哲宇 筑波技術短期大学, 一般教育等, 教授 (50114070)
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キーワード | 視覚障害 / GUI / 非視覚的アクセス / Windowsプログラミング / スクリーンリーダ / ソフトウェア開発 / 触読教材 / C++ |
研究概要 |
平成11年度は、ソフトウェア開発の方法論の確立と関連する教育方法の開発を目指して研究を行った。 使用実験や評価においては、重度の視覚障害者を被験者とした。点字教材や触図教材の作成は、専門の点訳者に依頼した。 1.GUI環境下でのソフトウェア開発の方法についての研究 点字ディスプレイや音声出力などを用いてWindows用ソフトウェアを非視覚的に開発する方法を確立し、そのシステムの実現を図るために、 (1)点字出力機能付きのプログラムエディタや音声化関数など、非視覚的な方法でのソフトウェア開発に必要な資源を整備した。 (2)Windows用ソフトウェアを非視覚的環境で開発する方法を具体的に比較検討して整理し、実行可能な形に体系化した。 (3)Windows用ソフトウェアを非視覚的方法で開発するシステムの使用実験を行い、評価した。 2.ソフトウェア開発の教育に関する研究 Windows用ソフトウェアの開発やそれに使用するシステムについて非視覚的に教育する方法を確立するために、 (1)前年度までの成果を踏まえて教育手段や指導法を体系化した。 (2)点字教材や触図教材を作成した。 (3)教育システムや教材の使用実験を行い、評価した。
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