• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 研究成果報告書概要

生産スケジューリング技術開発の事例ベースによる支援システムに関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 09680412
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会システム工学
研究機関北海道大学

研究代表者

関口 恭毅  北海道大学, 経済学部, 教授 (00091471)

研究期間 (年度) 1997 – 1999
キーワード意思決定支援システム / 事例ベース / 生産スケジューリング / モデル化 / 問題定義 / モデル / データ独立 / モデル / ソルバー独立
研究概要

(1)数理モデル作成の前段階である実際問題の整理とその記述を支援するために、汎実体一関連モデル(GERM)なる新しい情報モデルと、これに基づく問題記述法を提案し、かつ、これをデータベース化する方式を確立した。新方式をインプリメントした事例データベースのプロトタイプシステムを開発してその有効性を検証した。また、GERMによる問題記述によれば、最適化問題ばかりでなくシミュレーションの対象となる問題の記述も可能なことを明かにした。
(2)教理モデルを純粋に数学的なオブジェクトとして定義し、これと対応する問題定義を「結合条件」と呼ぶ情報によって結びつける、多対多の対応付けを可能にする技術を確立した。これにより数埋モデルの再利用が容易になり、かつ、問題定義に対応する数理モデルの作成を支援する事例データベースの開発が可能になった。これらを検証する事例データベースのプロトタイプシステムを開発した。本方式では、モデル/データ独立が実現している。
(3)ユーザが作成する数理モデルである「ユーザ定義モデル」とソルバーが前提とする数埋モデルである「標準モデル」およびソルバーオプションを「結合情報」によって対応づけてソルバーを起動する方式を開発するとともに、問題の数値例を上記のプロトタイプシステムに組み込む方式を開発した。これによってモデル/ソルバー独立が実現され、既存ソルバーの再利用が容易になるので、無駄な開発努力を省くことができる。
(4)事例データベースのプロトタイプシステムを開発した経験から、オブジェクト型を記述の基本要素とするGERMは、ユーザにとって、その記述内容を直感的に理解することは必ずしも容易ではないことが分かった。そこで、オブジェクト・インスタンスを記述することでオブジェクト型を定義できるユーザインターフェースを提案し、その実現方法を構成した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 関口恭毅: "意思決定支援システムにおける問題定義について"オフィス・オートメーション. 18. 32-35 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Yasuki Sekiguchi: "A Generic Approach to Problem Specifications for Mathematical Models."Discussion Paper Series A, Faculty of Economics, Hokkaido University. No.44. (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Jinyuan Bao, Tsuyoshi Mukohara. Yasuki Sekiguchi: "Developing User Interface for Input of Pre-Mathematical Problems Specification in Scheduling."Discussion Paper Series A, Faculty of Economics, Hokkaido University. No.61. (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Tsuyoshi Mukohara, Yasuki Sekiguchi: "A Method for Invoking Solvers from Non-Mathematical Problems Specifications."Discussion Paper Series A, Faculty of Economics, Hokkaido University. No.63. (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 2001-10-23  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi