平成10年度は北九州港、那覇港、横浜港および秋田港の各港湾について港湾管理者や運輸省港湾工事事務所等の協力を得て視察調査を行った。特に、港湾の現況や今後の開発計画、また背後圏への経済的な役割等について資料を収集した。 これらの調査から得られた情報と昨年の調査結果を合わせて港湾のライフサイクル分析の基礎的研究として、主成分分析・クラスター分析などの多変量解析を通して港湾の成長及び分類に関する研究を行った。なお、本年度の成果は日本港湾経済学会で報告し、年報に発表した。 一方、情報の公開の準備としてわが国の港湾に関するホームページの一部を作成し、その中に昨年度及び本年度視察調査で撮影した港湾の写真を張り付けているが、勤務地が変わったこともあり一般への公開は次年度以降と計画している。
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