研究課題/領域番号 |
09680463
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 仁 京都大学, エネルギー科学研究科, 助教授 (90183863)
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研究分担者 |
毛利 明博 京都大学, 名誉教授 (10025926)
浅川 誠 京都大学, 理学研究科, 助手 (30280704)
曄道 恭 京都大学, 理学研究科, 教授 (50025384)
前川 孝 京都大学, エネルギー科学研究科, 教授 (20127137)
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キーワード | 非中性プラズマ / エコー / 非線形波動 / 静電波モード |
研究概要 |
今年度は円柱状だけでなく、回転楕円体状の"静かな"プラズマを形成してバースト的な静電波波束を印加し、以下のような研究成果を得た。 まず、41個の同軸多段リング電極群にV(z@@S2j@@E2)=V@@S2well@@E2z@@S2j@@E2@@S12@@E1/L@@S12@@E1の形の電圧を加えることにより四重極ポテンシャル配位を作り、回転楕円体状の電子プラズマを形成した。電子源にはFEA(Field Emission Array)カソードを用い、多パルス蓄積法を用いて密度を制御した。温度制御には、軸対称静電波モード(1=1,2,3,...)を励起し、そのLandau減衰により電子が加熱されることを利用した。磁場強度400Gにおいて、長さ40-50cm、密度10@@S16@@E1〜10@@S17@@E1cm@@S1-3@@E1、温度0.2〜8eVの非中性電子プラズマを"静かに"安定に閉じ込めることができた。 次に、軸対称なバースト的静電波波束を時間間隔をあけて2回、プラズマの端より印加する実験を行なった。そして、異なる位置のリング電極に誘起される電荷を広帯域高ゲインアンプを用いて増幅し、4-ch高速デジタルオシロスコープにて記録した。波束は励起端より反対の端へ向かって減衰しながら伝搬し、端で反射して戻ってくる。それを繰り返すうちに印加した周波数とは異なる周波数の静電波が励起されることが観測された。時間的には一つのモードが消えると他のモードが励起されるという排他的遷移が起こっている。励起された波は回転楕円体状電子プラズマのTrivelpiece-Gouldモードであると同定される。
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