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1998 年度 実績報告書

Am241の中性子捕獲・核分裂反応率比及び励起基底核生成割合の測定

研究課題

研究課題/領域番号 09680471
研究機関東北大学

研究代表者

岩崎 智彦  東北大学, 大学院工学研究科, 助手 (70184869)

研究分担者 宇根崎 博信  京都大学, 原子炉実験所, 助手 (40213467)
代谷 誠治  京都大学, 原子炉実験所, 教授 (80027474)
馬場 護  東北大学, 大学院工学研究科, 助教授 (20005466)
平川 直弘  東北大学, 大学院工学研究科, 教授 (20005391)
キーワード消滅処理 / アメリシウム / 中性子 / 原子炉 / 核分裂反応 / 捕獲反応
研究概要

本研究では、原子力発電に伴う使用済燃料中の長寿命核種の消滅処理に関し、原子炉内での燃焼を実施する上で、重要となるアメリシウムの核データの測定を実施している。本年度は、本研究の主測定対象であるAm-241の捕獲反応率と核分裂率の二つについて、京都大学原子炉実験所にて以下の項目の整備・実験・測定を実施した。
(1) Am241大試料の入手:昨年度より引き続いて大試料量の箔の作成について日本原子力研究所への協力を要請し続けたが、今年度も放射線許可申請上の制限から入手できなかった。
(2) α放射体取扱ドラフトの整備:昨年度に整備した取扱設備に変わり、本年度はAm-241のハンドリングがより安全に可能となるドラフト設備を京都大学原子炉実験所ホットラボ・ジュニアケーブ内に確保・整備するとともに、試料自身の取扱いツールを改良整備した。
(3) Am241捕獲率測定:昨年度購入したLMRI製Am241試料の照射をKUR重水照射設備にて実施した。照射は、予備照射を含めて1998年5月並びに12月の2回実施した。
(4) Am241捕獲率測定:KUCA-B架台を用いて、Np237及びU235の核分裂率に対するAm241核分裂率比を測定した。KUCAを用いた実験は、1998年5月及び11月にそれぞれ2週間、計4週間の長期に亘って照射測定を実施した。これにより、中性子束スペクトルの異なる場でのAm241核分裂率データを入手した。
(5) データ解析:既存の炉心解析コードにより反応率の解析を開始した。しかし、現段階では、実験値とつき合わせるまでには至っていない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tomohiko Iwasaki: "Measurement and Analysis of Np237 copture reaction rate in KUR" Int.Conf.on “The physics of Nudear Science and Technology". 1711-1717 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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