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1998 年度 研究成果報告書概要

プラスチック・ゴムの廃材を原料とするハイブリッドプラスチックの創出

研究課題

研究課題/領域番号 09680552
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 環境保全
研究機関神奈川大学

研究代表者

大石 不二夫  神奈川大学, 理学部, 教授 (40231196)

研究分担者 西本 右子  神奈川大学, 理学部, 助手 (70241114)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
キーワードリサイクル / 廃プラスチック / 廃ゴム / ペツトボトル / ナイロン / フェノール樹脂 / 耐久性 / FRTP
研究概要

地球環境の保全と省資源を目指したプラスチックのマテリアルリサイクリングの研究の一環として、以下の研究を試みた。
PARTI その1「ポリアミド系GF強化ポリマーアロイの直接成形法による再成形リサイクリング」
工場内廃棄物のナイロン6に少量のナイロン6イソフタレート・6テレフタレートの非晶性共重合体とをブレンドし、直接成形法によりアロイ化しながら、さらにガラス繊維を55%まで充填した試料を6回まで再成形した結果、ミクロ相構造の大幅な変化は見られず、分子量の低下もわずかであり、マテリアルリサイクリングが有望となった。
PARTI その2「フェノール樹脂と廃シリコーンゴムのブレンド」
フェノール樹脂のプレポリマーと廃シリコーンゴムに、相溶解剤を選びブレンドした試料を試作して評価した結果、元のフェノール樹脂より表面平滑度と光沢度が向上し、剪断疲労特性が元のフェノール樹脂よりむしろ向上した。その1、その2共にプラスチック成形加工学会秋季大会、平成8年10月に発表した。
PARTII 「廃PETのエラストマー変性によるリサイクリング」
PETボトルの廃品を洗浄し粉化した廃PETを原料として、これに酸変性した熱可塑性エラストマーとガラス繊維と微量成分を選択して、新材料を試作し、直接射出成形法を適用して実験した。その結果、新品PETのガラス繊維強化品に匹敵するエンジニアリングプラスチックが誕生し、メタロセン系のポリオレフィンエラストマー(POE)を導入した結果、廃PETのアイゾット衝撃値3.9が最高80.7まで向上し、一般物性・ねじり剪断特性・耐環境応力性の評価とモルホロジーの観察を進め、新材料を完成し、マテリアルライフ学会、平成10年成形加工シンポジア'98に発表、成形加工学会誌へ投稿、掲載された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 森脇毅, 大石不二夫 他: "PETボトルリサイクル材を用いた成形材料・成形品の開発" 成形加工. 10・11. 863-868 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] "Development of Moulding Compourds and Moulding Products by Recycling Waste PET Bottles." Seikei-Kakou. 10-11. 863-868 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-12-08  

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