研究課題/領域番号 |
09680639
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 理化学研究所 |
研究代表者 |
辻 崇一 理化学研究所, 糖遺伝情報研究チーム, チームリーダー(研究職) (90124677)
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研究分担者 |
小島 直也 理化学研究所, 糖遺伝情報研究チーム, 研究員 (30183338)
HONG Liu 理化学研究所, 糖遺伝情報研究チーム, 研究員
高島 晶 理化学研究所, 糖遺伝情報研究チーム, 研究員 (00300880)
LIU Hong RIKEN,Molecular Glycobiology, Scientist
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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キーワード | ガングリオシド / GD3合成酵素 / 細胞分化 / デイファレンシャルディスプレイ |
研究概要 |
本研究者等は、以前、神経芽腫瘍細胞(Neuro2a)にGD3合成酵素cDNAを導入したところ細胞は、増殖を停止し神経突起を伸展し、コリン作動性ニューロンの方向に分化することを明らかにした。この現象をさらに解析し、本研究期間において以下の結果を得た。分化過程のいくつかの段階の細胞群を用いて、Differential display法により、この過程で新たに発現してくるRNAの検出ならびにクローニングを行った。その結果、10種の異なるcDNA断片(GDAP-1〜-10)を得、そのORFのクローニングとその解析を行ってきた。その結果、 1) GDAP-群はマウスの発生過程でE16-P7の時期に神経系に特異的にいずれも発現していた。また、P19細胞を神経系に分化させたときもGDAP-群の発現が同様に見られた。 2) マウス、ヒトのcDNAライブラリーからGDAP-1のORFを含むクローンを幾つか得た。いずれも358アミノ酸からなり94%の相同性をもち、マウスとヒトとの間で高度に保存されたアミノ酸配列を持つタンパク質であることが明らかになった。現在のところデータベースに登録されておらず、新規タンパク質である。C-、N-末端側それぞれにMyc,FLAGをそれぞれ融合させNeuro2aに発現させると、N-末端側が細胞質、C-末端側がERに存在していた。アミノ酸配列を見ると、C-末端側近傍に一回膜貫通領域と推定される配列が見られる。また、細胞質領域に核移行シグナルに似た配列があることがあきらかになった。さらに、Two-hybrid systemを用いて、細胞質領域のGDAP-1と相互作用をするタンパク質を検索し、幾つかの候補を得たのでその同定・解析をも開始した。今後、これらGDAP-群の機能解析やTwo-hybrid systemなどにより、この細胞増殖抑制機構を解明して行く予定である。
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