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1999 年度 実績報告書

光シグナルと植物のGタンパク質活性を制御する因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09680683
研究機関理化学研究所

研究代表者

松井 南  理化学研究所, 植物変異探索研究チーム, チームリーダー(研究職) (80190396)

研究分担者 山本 義治  理化学研究所, 植物変異探索研究チーム, 研究員 (50301784)
キーワード光シグナル / Gタンパク質 / 青色光 / シロイヌズナ
研究概要

光シグナルにおいてGTP結合タンパク質が関与していることが、GTPaseの阻害剤を用いた実験から示唆されている。特に青色光を照射したエンドウの芽生えで、青色特異的にPlasma membraneのGTPase活性が上昇する事が報告されている(proc.Natl Acad.Sci., 88,8925-9,1991)。しかし青色光の光伝達機構については、GTPaseを直接、または、間接的に制御する因子についてほとんど分かっていない。そこで昨年から特にGTPase活性に関与している青色光の光シグナルを中心に解析を行った。
1999年度成果
1)現在Arabidopsisの青色光レセプター遺伝子の変異株hy4を用いて、この変畢株にトランスポゾンを導入することで抑圧変異を単離している。
この抑圧変異株は、青色光下でhy4と野生株の中間的胚軸長を示していた。
2)また、植物ゲノムのランダムにエンハンサーを導入した植物集団の中から、青色光で胚軸が伸長する優性変異をいくつか単離した。
このような変異株及び抑圧変異株の原因遺伝子を単離することで、Gタンパク質を含めた青色光のシグナル伝達経路の解明を進めている。さらにこれらの変異株を用いて青色光によるGTPase活性がどのように変化するかを検討している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yoshizumi T. et al.: "An Arabidopsis cell cycle-depondent kinaserelated gene, CDC2b, plays a role in regulating"The Plant Cell. 11(10). 1883-1896 (1999)

  • [文献書誌] 山本義治、中澤美紀、松井南: "新版植物の形を決める分子機構・植物細胞工学シリーズ12"秀潤社(分担). (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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