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1997 年度 実績報告書

ニホンメダカ胸ヒレ欠失変異plの遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 09680723
研究種目

基盤研究(C)

研究機関名古屋大学

研究代表者

依田 欣哉  名古屋大学, 生物分子応答研究センター, 助手 (30126916)

キーワードニホンメダカ / 形態形成 / 胸ヒレ欠失変異pl / 右胸ヒレ欠失変異lpl
研究概要

(a)戻し交配HNl/pl(雌)×pl/pl(雄):3組を用いて597個体のF1について調べたところ、野生型278(46.6%),Pl317(53.1),lpl2(0.3%)であった。さらに約500個体を調べたがこの値はほぼ変わらなかったlplの出現頻度はかなり高いと言わなければならない。
(b)lpl-1(male)×lpl-2(fema1e):pl90(53%),lpl43(25%),wild type38(22%)。更に良く解析すると、plについては半数が約半数(47)が発生初期には胸鰭budを形成していることが明らかとなった。(c)lpl-1×pl/pl:lpl-1の表現型とplの表現型が1対1で分離することはなく殆どがplの表現型を示し約1割がlplを示した。これまでの実体顕微鏡による観察から、lpl変異には胸ヒレの成長過程に関して多数の表現型があることが示唆されている。最も典型的なタイプは、発生初期には両方の胸ヒレbudが出現するが発生とともに右ヒレの成育がよいものが目立ち左はbudのままでヒレの成長が見られないものが多く観察された。これらの表現型と遺伝子変異との関係を厳密に対応付けるため、実体顕微鏡/ビデオモニター観察装置を設置しこれらの典型的lpl変異個体の発生過程を客観的かつ詳細に記述することを試みた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Kinya Yoda et al: "Site-specific base deletions in human α-satellite monomer DNA are asseciated unth regularly distrikated CENP-B boses" Chromosome Research. 5. 207-211 (1997)

  • [文献書誌] Kinya Yoda: "Centromere specific nucleosome structures in human cell" Keystone Symposium on Functional Organization of the Nucleus. 40-40 (1997)

  • [文献書誌] 依田欣哉: "セントロメア特異的ヌクレオソーム構造(ヒトセントロメア特異的ビストcH3=CENP-Aの解析)" 第30回日本細胞生物学会大会抄録. (1997)

  • [文献書誌] 依田欣哉: "ヒトセントロメア領域特異的ヌクレオソーム構造が形成する高次構造体の解析" 第20回日本分子生物学会年会抄録. (1997)

  • [文献書誌] 安藤覚, 依田欣哉: "ヒトCENP-Aに対するモノクローナル抗体の作製" 第20回日本分子生物学年会抄録. (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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