研究課題/領域番号 |
09680785
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所 |
研究代表者 |
稲熊 裕 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 生化学部, 主任研究員 (10250250)
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研究分担者 |
加藤 兼房 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 生化学部, 副所長兼部長 (50022801)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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キーワード | Alexander's disease / hsp / Phosphorylation / two-hybrid / Ubc9 / sentrin / Drosopohila / mitochondria |
研究概要 |
ショウジョウバエ低分子量ストレス蛋白質Hsp27と相互作用する蛋白質としてUbc9を同定し、染色体上の位置を決定した。抗Ubc9抗体を作製し、ショウジョウバエの各発生段階における発現を明らかにした。Ubc9は哺乳類Hsp27とも相互作用することを明らかにした。しかし、Hsp27自身がsentirin化されないことから、Hsp27は標的蛋白質のsentirin化の制御に関与しているのではないかと考えられる。低分子量ストレス蛋白質αBクリスタリン(αB)について、そのリン酸化部位とリン酸化機構を明らかにした。45番目セリンのリン酸化αBが細胞分裂に関与することをみつけた。また、45番目セリンをリン酸化する酵素がp44/42 MAPKであり、59番目セリンのリン酸化酵素がMAPKAPK2であることを明らかにした。また、ラットのレンズの生後発達に伴ってαB、特に45番目セリンのリン酸化が亢進することを明らかにし、同組織中の活性化型p44/42 MAPKも発達に伴って同様に増加することからラットレンズのαBのリン酸化はp44/42 MAPKに依存していると考えられた。さらに、59番目セリンのリン酸化αBが細胞分裂の中心体および中央体に局在することをみつけたので、現在、αBとチュブリンの相互作用について検討している。一方、ショウジョウバエHsp22のミトコンドリア局在、局在化機構の解析が進行中である。この蛋白質のミトコンドリアでの機能についても今後検討したい。臨床的側面の研究として、アレキサンダー病の乳幼児型と若年型の比較検討が進行中である。病態時におけるαBのリン酸化状態について検討を行っている。
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