研究課題/領域番号 |
09680826
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
杉山 文博 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (90226481)
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研究分担者 |
堀口 尚 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助手 (30238795)
深水 昭吉 筑波大学, 応用生物化学, 助教授 (60199172)
八神 健一 筑波大学, 基礎医学, 助教授 (40166476)
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キーワード | レニン・アンギオテンシン系 / トランスジェニックマウス / アンギオテンシノーゲン遺伝子欠損マウス / 腎 / 実験動物 |
研究概要 |
我々は、アンギオテンシノーゲン遺伝子欠損マウス(遺伝的背景が雑種)において腎臓における組織障害および新生児致死が生じることを示したが、その出現頻度にばらつきがあり、遺伝的背景の均一化が必要となった。申請者は、アンギオテンシノーゲン遺伝子欠損マウス(つくば低血圧マウス)のコンジェニック化に成功し、更にそれら動物が生後1週間以内に全ての個体が死亡することを明らかにした(Lab.Anim.Sci.1997)。これにより、上記病因を研究するための遺伝的に安定した動物が整った。現在までの実験によって、つくば低血圧マウス胎児は母体環境におけるRA系の有無により、二つの異常表現形質を出現させることが解ってきた。1)ヘテロアンギオテンシノーゲン遺伝子変異マウス間より生じたつくば低血圧マウスでは、生理食塩水接種により新生児致死が回避させること、さらに成長に伴い腎臓組織において形成維持機構に支障が生じてくることが観察されてきた。2)つくば低血圧マウス間から生じるつくば低血圧マウス胎児は腎臓および肺の形成異常が生じていることが観察されてきた(Int.J.Mol.Med.1998)。
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