平成10年度は、前年度に収集したデータベース素材となる沖縄・奄美の音楽芸能の画像・音声・画像・映像資料のデジタルデータ化を進めた。画像については、Macintosh上でスライドフィルムをフィルム・スキャナで取込み、JPEG圧縮により画像ファイル化した。音声・映像については、同じくMacintosh上でDVキャプチャー・ソフトを使用して、QuickTime形式のファイルを作成した。 このデジタル化と平行して、マルチメディア・データベースのプロトタイプの構築を試みた。その結果、現在のインターネット環境においては、高度な検索性よりも、文字情報、音声、画像が容易に組み合わせられるHTML言語によるホームページ作成が、一般の利用者には簡便であると判断した。 これをもとに沖縄・奄美の音楽芸能のホームページ(プロトタイプ)の作成にとりかかった。内容の種別としては、とりあえず沖縄から「エイサー」(40地域)、「ウシデーク」(4地域)、「海神祭」(1地域)、「大綱引」(2地域)、奄美から「八月踊り」(4地域)、「シマウタ」(l地域)、「ショチョガマ・平瀬マンカイ」(l地域)を選定し、各々について、概説(テキスト)、個別説明(テキスト)、説明写真(画像)、ビデオ(映像)をマルチメディア・ホームページとして構築した。3月現在、一般公開に向けて試験準備中である。
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