1.設備・備品の購入状況について 先行研究文献関係、アンケート作成・集計機器関係、について予定通り購入した。 2.アンケート準備状況について (1)岩手大学教育学部「国語科教育学概論I」(平成9年10月13日/127名)において言語能力調査を実施した。 調査の結果、最も自信のあるのは「読書を楽しむこと」で、最も自信のないのは「自分の考えや思いを適切に話す能力」であった。これによって、教員養成におけるスピーチ・コミュニケーション教育の重要性を再確認することができた。 (2)上の調査を参考に、「国語科教育学概論I」(平成9年11月10日/105名)においてスピーチ体験アンケート予備調査を実施した。実施形態の分類が細かく15項目となったため、集計およびその考察が複雑になり、全体的な傾向等を把握するには不適当なアンケートであることが判明した。そのため、これを全国レベルで行う時期をのばしアンケートを作成し直すこととした。 3.今後の予定 平成10年度5月〜6月に、全国52の教員養成系大学(北海道教育大学の5分校、岩手大学を含む)の小学校国語科教育法の受講生(平均200人として約10000人)にアンケート調査を行う。その際、上の項目設定を簡略化し、選択式にして集計処理しやすいものを作成するよう配慮する。なお、アンケート結果の集計および考察については、10月17〜18日開催の全国大学国語教育学会(熊本大会)においてその成果を発表する予定である。
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