研究概要 |
本年は,欧州審議会における子どもの権利に関する準則の基本原則の翻訳及び日本との比較を行うための,日本における子どもの権利及び子ども期に関する全般的な状況の把握につとめた。 子どもの権利行使に関する欧州条約及び子ども期政策プロジェクトの関連文書の翻訳は終了し,前者については,図書において公表する予定である。また,日本における子ども期政策現状については,非政府組織及び研究者,弁護士と調査・研究プロジェクトを実施し,調査・研究の取りまとめの事務責任者として貢献し,報告書取りまとめ起草委員として,その執筆にも加わり,図書として公表できた。また,その報告書の英訳を国連子どもの権利委員会に提出し,ジュネ-ブで行われた国際会議においてその成果を公表した。 今後,"子ども期"概念の理論的研究及び子どもの手続的権利に関する理論的研究を深めて行く予定である
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