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本年度は、近年、愛知県内を中心に編纂された『県・市町村史』の通史編・史(資)料編中の記述で、本研究に関連する部分を収集し、パソコンを用いてデータベースソフトに入力を行い、一括データ化をはかる「文献調査」、『県・市町村史』の史(資)料編を手掛かりにして、その編纂過程において収集された古文書の調査を行い、史料の収集に努めることなどを目的とした「史料調査」を実施計画として掲げ作業を進めた。まず、「文献調査」では『県・市町村史』の通史編・史(資)料編中の関連部分をコピーした後、まずファイルに綴じ整理し、収集できたものから順に、随時パソコンに書名・発刊年・史料名・年代などを入力し、文献目録刊行の基礎作業ともなる暫定的な書名および史料一覧を作成した。なお、データベースソフトについては、適当なものが見つからなかったため、購入を見合わせ、入力を次年度に持ち越すことにした。「史料調査」では、徳川林政史研究所・国立史料館・岐阜県歴史資料館・名古屋市蓬左文庫・名古屋市立鶴舞中央図書館・西尾市立図書館岩瀬文庫などで調査を行い、研究補助者の助力を得て、史料一覧を作成した。その史料一覧を手掛かりにして古文書を閲覧・解読し、特に必要なものに関しては史料複写の申請を行った。収集し解読できた古文書から、随時パソコンに入力し史料化をはかった。次年度は、本年度に引き続き調査を行い、史料収集に努めるとともに、データベースソフトに入力する作業を行い、一括データ化をはかり、文献目録を刊行する。
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