平成9年度に支給された補助金によって、ノート型パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ及び、記憶装置・接続機器等の備品、関連ソフト等の消耗品を購入した。 これによって、当初予定していた自己の蔵書の画像データベース化を図ったが、以下の事由によって若干の軌道修正を行うに至った。 1 デジタルカメラによる撮影とパソコンへの入力が意外に時間がかかること。 2 必要な解像度にするとファイルの容量が大きくなってしまうこと。 3 データベースに関する知識が不十分であること。 これに伴って、 1 データベース(そのソフト)について習熟することを目指す。 2 フィルムスキャナを新たに購入し、これによって、光学写真によって撮影した物を利用する可能性を探る。 という変更を行った。 現状では、本研究課題に直接関わる成果は形になっていないが、予定していたとおり、インターネット上にホームページを開設し、簡単な蔵書目録を公開している。 今後は、この目録を、順次強化していくことで、研究成果の公表とする予定である(計画書にも述べたとおり、第一義的には、印刷物による研究成果の公表は考えていない)。 尚、この補助金によるコンピュータの導入によって、当初予定していなかった、授業における画像教材の開発が飛躍的に進むこととなり、学生や関係研究者の間でも概ね好評であることを申し添えておく。
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