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1997 年度 実績報告書

19世紀フランスにおける国内市場統合化と流通体系形成に関する計量史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09730049
研究機関富山大学

研究代表者

市川 文彦  富山大学, 教育学部, 助教授 (00203092)

キーワードフランス / 商品流通体系 / 国内市場総合化
研究概要

この研究が目指すものは,近代フランス経済社会の発展を加速化させた,商品流通体系の構築とその後の新展開に注目して,新たに流通・消費サイドから,具体的には国内市場総合化という斬新な視角から計量的,多面的に接近していくところにあった。
そこで,今年度では,これまでに研究者が開拓し,蓄積してきた数量データの計量的解析をさらに進めるために,国内各地の諸大学,研究機関の図書館および史料館を訪問し,史料検索・収集作業の充実を図った。収集した史料,各種統計書から抽出した諸データをパーソナル・コンピュータに入力し,ソフト化し,またその際に,多年次間比較を容易にするため長期推計を試み,様々な典拠から得た原データに加工を施して,より広範かつ統一化されたデータ・ベースを構築した。
また,フランスの事例を中心にしながら国際比較を行いながら,日本の市場・流通業の実務者からの「聞き取り調査」を実施し,諸データの有する意味合いを側面から確認するとともに,統計データがカヴァーしえない情報の補充と蓄積を図った。
来年度は,構築したデータ・ベースの解析作業を本格化し,「試論」を順次まとめて公刊し,研究成果の蓄積を目指していく。また国内・外の図書館,資料館でのデータ検索・収集の補充も続ける。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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