• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

流通システム論の新視点-グローバル化,ロジスティクス化の進展とインフラ再構築による創造型流通システムの方向性-

研究課題

研究課題/領域番号 09730073
研究機関高崎経済大学

研究代表者

佐々木 茂  高崎経済大学, 経済学部, 助教授 (60235249)

キーワードトータル・ロジスティクス・システム / リレーションシップ・マーケティング / 顧客満足 / 流通システム / インフラストラクチャー / サード・パーティ・ロジスティクス / IT / インターネット
研究概要

今回の助成を受け、平成10年度において、以下のプロセスが完了した。
1. トータル・ロジスティクス・システムの構築と、他社とのリレーションシップ・マーケティングによる長期的な関係性の形成によって、顧客満足とコスト削減のための効率化を同時に達成できる流通システムに不可欠な要素について、流通企業のロジスティクス担当部門に対してインタビューを実施し、グローバル調査のための研究仮説を設定。
2. 調査対象地域と企業の選定。
3. ヨーロッパ、北米およびアジアのロジスティクス先進企業の取組みと各国のロジスティクスの進展を中心としたインフラストラクチャーの整備の実態に関する文献・資料の収集・整理・分析。
4. ヨーロッパ地域の調査対象企業の経営企画部門&ロジスティクス部門へのインタビュー。
5. ヨーロッパ地域の先進事例のとりまとめ作業。
6. 北米、アジア地域の調査対象企業の経営企画部門&ロジスティクス部門へのインタビュー。主として、北米西海岸地域における消費財メーカー、卸売業者、小売業者、物流業者に加えて、ロジスティクス分野の効率化を図るための枠組みとして注目されるサード・パーティ・ロジスティクスの中心となるIT(Information Technology)を扱うコンピュータ・ソフトウェア開発企業などへの調査を実施した。また、アジア地域については、インターネット等の情報通信システムを活用して、全体像の把握に努めた。
7. 北米、アジア地域の先進事例のとりまとめ作業。
6.と7.が、平成10年度の課題であった。なお、5.までのとりまとめは高崎経済大学論集に掲載し、全体の構想については平成9年度の経営行動研究学会の全国大会で報告している。平成10年度までに完了した全体の成果については、平成11年度中に高崎経済大学論集に掲載を予定している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 佐々木 茂(Jay Eisterhold): "Third Party Logistics in Western Countries-How to Build Distribution System by Organizer?" 高崎経済大学論集. 第40集(4). 159-178 (1998)

  • [文献書誌] 佐々木 茂: "リレーションシップ・マーケティングのフレームワーク" 経営行動研究年報. 第6号. 71-74 (1998)

  • [文献書誌] 佐々木 茂: "流通システム論の新視点-グローバル化・ロジスティクス化の進展" 日本物流学会全国大会研究発表予稿集. 15号. 66-69 (1998)

  • [文献書誌] 佐々木 茂(Dean Tjosvold,Jane Moy): "Developing Commitment in Japanese Organizations in HongKong : Interdependence,Interaction,Relationship,and Productivity" Small Group Research October 1998. Vol.29No.5. 560-582 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi