• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

指数Nash多様体の大域的および局所的位相幾何の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09740076
研究機関和歌山大学

研究代表者

川上 智博  和歌山大学, 教育学部, 講師 (20234023)

キーワードNash多様体 / G多様体 / ο-minimal
研究概要

指数Nash多様体、Nash多様体、ο-minimal構造上のC^ω多様体とその関連分野について、研究計画に従って研究し、別記の研究発表(雑誌論文)を行った。主なものは、以下である。
群GがコンパクトアフィンNash群、XがC^∞G多様体、X_1,...,X_nが一般の位置にあるXのC^∞G部分多様体で、(X;X_1,...,X_n)が同時コンパクト化可能、または、Xと各X_iがすべてコンパクトのとき、(X;X_1,...,X_n)は同時アフィンNashG多様体構造をもつことを示した。
群Gが有限群、(X;X_1),(Y;Y_1)がコンパクトアフィンNashG多様体とそのコンパクト部分Nash G多様体のペアのとき、(X;X_1)と(Y;Y_1)が同時C^∞G微分同相ならば、同時Nash G微分同相であることを示した。
(X;X_1)がアフィンNash多様体とそのNash部分多様体のペアのとき、(X;X_1)は非可算無限個のノンアフィン同時Nash多様体構造をもつことを示した。
Mを多項式有界なο-minimal構造、rを非負整数とするとき、任意のM上のC^rS多様体は、あるユークリッド空間R^nにC^rS埋め込み可能であることを示した。
Mを指数的なο-minimal構造とし、GをコンパクトアフィンC^∞S群とするとき、任意のコンパクトC^∞S-G多様体は、あるG表現にC^∞S-G埋め込み可能であることを示した。
群Gがコンパクトアフィン指数Nash群、Eがコンパクトアフィン指数NashG多様体X上のC^∞Gベクトル束とするとき、
(1) Eはただ一つの全空間がアフィンとなる指数Nash Gベクトル束構造をもち、
(2) Xの次元が1以上で、0次元の軌道をもち、Eのランクが1以上ならば、Eは全空間がノンアフィンとなる指数Nash Gベクトル束構造をもつことを示した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Tomohiro Kawakami: "Imbeddings of manifolds defined on an ο-minimal structures on(R,+,・,<)" Bull,Korean Math、Soc.(1999)

  • [文献書誌] Tomohiro Kawakami: "Simultaneous Nash structures of a compactifiable C^∞G manifold and its C^∞G submanifolds." Bul1.Fac.Edu.Natur.Sci.Wakayama Univ.(1999)

  • [文献書誌] Tomohiro Kawakami: "Exponentially Nash vector bundles with group action" 京都大学数理解析研究所講究録. 1006. 138-145 (1997)

  • [文献書誌] Tomohiro Kawakami: "A note on exponentially Nash G manifolds and vector bundles" Science Bulletin of Josai Univ.special issue. 2. 63-75 (1997)

  • [文献書誌] Tomohiro Kawakami: "Equivariant exponentially Nash vector bundles" Taiwanese J.Math.1. 217-229 (1997)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi