• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

極大過剰決定系のストークス現象の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09740080
研究機関北海道大学

研究代表者

本多 尚文  北海道大学, 大学院・理学研究科, 講師 (00238817)

キーワード代数解析 / D加群 / 極大過剰決定系 / ストークス現象
研究概要

不確定特異点型の極大過剰決定系のstokes現象を研究した。超局所解析の立場から、マイクロ正則解に対するstokes現象を定式化した。定式化にあたり、平坦な解層を新たに導入し、ここへの解層からの写像をstokes写像として、定義した。
特に、stokes現象がε加群としての構造に、どの様に関わるかを考察し、一変数の場合に、形式的に同型なε加群をstokes写像の核から得られる情報によってε加群として分類出来る事を示した。
また、グレブナーベースの理論を用いる事で、極大過剰決定系の不確定特異点度を計算するアルゴリズムを考察し、具体的なシステムに対して、計算機を用いて計算を行った。ただし、余次元1の超平面に沿った場合のみであるので、高余次元への拡張が望まれる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 本多 尚文: "Microfunction Solutions of holoromic Systems" New Trends in Microlocal Analysis Springer. 1. 191-205 (1997)

  • [文献書誌] 本多 尚文: "Stokes phenomena of holonomic systems" 数理解析研考究録. 1014. 21-31 (1997)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi