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1997 年度 実績報告書

不均質な地中における溶存物質の挙動

研究課題

研究課題/領域番号 09740368
研究機関千葉商科大学

研究代表者

杉田 文  千葉商科大学, 商経学部, 専任講師 (40275962)

キーワード不均質媒体 / 吸着性物質 / 物質移動
研究概要

本研究では不均質な土壌中において、吸着反応を伴って移動する物質の移動特性を室内実験によって明らかにすることを第一の目的としている。さらに、研究代表者らによって提唱されている流れ場の不均質性の統計値から物質の広がりを推定する手法を室内実験に適用しその妥当性を吟味することを第二の目的としている。
平成9年度は主に室内実験の準備および数値モデルの整備を行った。
室内実験では、一次元カラムおよび二次元砂箱を制作し、実験装置の信頼性の確認のため、標準砂および非吸着性トレーサーを用いた予備実験を行なった。結果を現在整理・解析中である。また、野外において、本実験に用いる撹乱および不撹乱土壌資料の採集を行った。資料は関東ロームおよび砂の2タイプ、5種類である。現在採集した土壌資料の基本的物理化学特性および不均質性の統計的特性の測定を行っている。
透水性および吸着性に関して不均質な場を再現できる数値モデルの整備を行った。シミュレーションの結果、移動距離が小さい場合に、物質移動にさまざまな形の強い不均質性の影響が見られるが、移動距離が長くなると、不均質性の影響が大きな物質の分散という形でのみ見られ、通常の移流分散モデルに大きな分散度を組み込むことにより物質移動が表現されうることが確認された。
平成10年度は本実験を行い、数値モデルを実験に適応してその妥当性を考察する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tsutomu Yamanaka, Atsushi Takeda, Fumi Sugita: "A mod : fced surface-resistonce copproach for repnesenting bare-soil evaporutor : Wind tunnel experiments under various atmospleric conditions" Water Resources Pesearch. 33・9. 2117-2128 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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