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1997 年度 実績報告書

植物細胞において小胞輸送を調節している低分子量GTP結合蛋白質制御機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09740588
研究機関佐賀大学

研究代表者

穴井 豊昭  佐賀大学, 農学部, 助教授 (70261774)

キーワードGTP結合蛋白質 / GDI / Arabidopsis thaliana
研究概要

高等植物細胞中の細胞内小胞輸送をコントロールする際に、分子スイッチとして機能する低分子量GTP結合蛋白質と共役して働いている活性調節因子を単離すると共に、これらの活性調節因子による低分子量GTP結合蛋白質の制御機構について生化学的・分子生物学的手法を用いて研究を進めている。
本年度の研究の結果、新たにAra4のGDP解離抑制因子(GDl)であるAtGDI2のcDNAを単灘に成功し、その全塩基配列を決定すると共に、シロイヌナズナ組織における発現パターンおよび酵母突然変異体を用いたGDI活性の検討を行い、以前に単離を報告したAtGDI1とほぼ同様の性質を持つことを明らかにした。(Ueda et al.,1998)
現在、更に未知の低分子量GTP結合蛋白質活性調節因子を単離するために、Two-hybrid法を用いてAra4およびその突然変異分子と結合する分子の探索を行っており、新たな活性調節因子が単離できれば、これを組み換えタンパク質として発現させた物を用いて、Ara4との結合や活性調節機構について詳細な研究を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Ueda,T.Yoshizumi,T.Anai,M.Matsui,H.Uchimiya,A.Nakano: "AtGDI2,a novel Arabidopsis gene encoding a Rab GDP dissociation inhibitor" Gene. 206. 137-143 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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