• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

硬脆材料の延性モード楕円振動切削加工に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09750142
研究機関神戸大学

研究代表者

社本 英二  神戸大学, 工学部, 助教授 (20216146)

キーワード楕円振動切削加工法 / 延性モード切削 / 超音波楕円振動 / 振動軌跡 / 共振周波数自動追尾 / 臨界切込み量
研究概要

本研究では,延性モード楕円振動切削という新たな加工方法によって,硬脆材料の新たな実用的超精密加工技術を開発することを目指している.本年度は,以下の研究を行った.
1.任意の楕円振動軌跡が得られる工具楕円振動システムの開発
すでに開発している超音波楕円振動工具では,2方向に同一周波数で位相差を持つ共振を励起して楕円振動を得ているが,2方向の振動の干渉が大きいため,所望の楕円軌跡を得ることが困難であった.そこで,振動子の断面形状を改善することによって干渉の少ない振動子を開発した.さらに,2方向の共振周波数の平均値を自動的に追尾し,所望の振幅と位相差を維持する制御装置を開発することにより,安定した楕円振動軌跡を得ることが可能になった.
2.延性モード楕円振動切削による溝加工実験
まず,楕円振動の軌跡を円振動とし,延性モード楕円振動切削による溝加工実験を試みている.現在,代表的硬脆材料としてガラスを例にとり,臨界切込み量,工具刃先形状の転写性など基礎的な特性を検討している.本実験では,比較のため振動を与えない普通切削と,従来の1方向の振動切削も行い,楕円振動切削の効果について検討を行っている.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Eiji Shamoto: "Ultraprecision Diamond Cutting of Die Steel by Applying Ultrasonic Elliptical Vibration Cutting" International Conference and Exhibition on Design and Production of Dies and Molds. 105-110 (1997)

  • [文献書誌] 社本 英二: "超音波楕円振動切削によるバリ発生の抑制" 1997年度精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集. 151 (1997)

  • [文献書誌] 社本 英二: "超音波楕円振動切削用工具振動システムの開発" 1997年度精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集. 10 (1997)

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi