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1997 年度 実績報告書

感圧塗料を用いた平面圧力分布測定法の超音速内部流れ場への適用法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09750198
研究機関九州大学

研究代表者

半田 太郎  九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (30284566)

キーワード感圧塗料 / 超音速流れ / 内部流れ / 擬似衝撃波
研究概要

感圧塗料の静的特性を調べるため、感圧塗料を温度制御をすることができるペルチェ素子に塗布し、それを静止気体セル内に設置し、圧力ならびに温度を変化させて発光強度の測定を行った。その結果以下のことがわかった。
1.温度一定のもとで感圧塗料の発光強度は圧力に比例する。
発光強度の圧力に対する感度は温度によって変化し、温度が増加するにしたがって増加する。
感圧塗料を衝撃波と境界層が干渉しているラバルノズル内の流れ場に適用したところ以下のことがわかった。
1.流れ場の発光強度と静止場(大気状態)の発光強度の比をとることによって測定面に塗布された塗料の不均一性やCCDカメラの感度の非一様性から生じる発光強度分布の非一様性を取り除くことができる。
2.発光強度比の分布はシュリーレン写真と衝撃波の位置など定性的によい一致を示す。
3.感圧塗料を用いて得られる壁面静圧分布は、先頭衝撃波上流の緩やかな圧力の減少、先頭衝撃波による急激な圧力上昇、擬似衝撃波特有の先頭衝撃波下流の緩やかな圧力上昇をとらえることができる。
4.2、3の結果より圧力検知塗料は衝撃波と境界層が干渉する超音速流れの壁面静圧分布測定に十分適している。この方法を複雑な静圧分布を有する流れの現象の解明に用いることは十分妥当である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 半田太郎: "Developemrnt of Pressure Sensitive Paint Measurement System for Internal Supersonic Flows with Shock wave" JSME CENTENIAL CRAND CONGRESS International Conference on Fluid Engineering. Vol.III. 1223-1227 (1997)

  • [文献書誌] 宮里義昭: "感圧塗料の発光特性に関する基礎実験" 可視化情報. 17-2. 39-42 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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