研究概要 |
実験流路として既存の水系流路を用い、流路中の円柱設置および平板設置装置を作成し、既存の測定手法を実施するための各測定部・トラバース装置の作成・検定を行った.流路の均一性を,水素気泡法による可視化実験で確認した.速度測定では、シート光源を用いて,散乱粒子が明部を横切る場合の流跡を,既存のCCDカメラとカラー画像処理ボードを組み合わせ,単一ビデオカメラで連続撮影しPCに転送し画像解析した.測定した.2写真の画像変化より,速度分布及び速度ベクトル図を作成し,既存の測定結果と比較した.その後,多断面の同時測定と画面垂直方向への粒子移動を検出することを試みている。また,密度・色の異なる複数の散乱粒子を用い、流体と密度差を持つ場合の粒子挙動を明らかにし、基礎的な流れ場での検定と高精度化を行う事も検討している.また、熱測定では、壁面上に受光センサーを露出して取り付け、レーザーパルス加熱による熱流入させ,予め実測した熱伝達変化により生じるセンサー体の微小温度変化を非定常的に測定した.各実験条件の出力結果の検討および外部加熱条件の影響と理論的な解析による精度の向上を進めている.
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