• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

等価拡散係数を用いたコンクリートの塩分浸透予測に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09750538
研究機関新潟大学

研究代表者

佐伯 竜彦  新潟大学, 工学部, 助教授 (90215575)

キーワード塩分浸透 / 乾湿繰り返し / 等価拡散係数 / 経時変化
研究概要

本研究は,干満帯や飛沫帯,海上大気中におけるコンクリートへの塩分浸透予測手法を確立するための基礎的検討として,コンクリートの品質と環境条件の両方の影響を含む「等価拡散係数」を求め,その経時変化を把握することを目的として,水セメント比45%,55%,65%のモルタル供試体を用いた乾湿繰り返し塩分浸透試験と水分移動の影響を考慮した塩分浸透予測モデルを用いたシミュレーションを行い,以下の点について検討した.
(1)モルタルの品質と等価拡散係数の関係
(2)乾湿繰り返し条件と等価拡散係数の関係
(3)等価拡散係数の経時変化特性とそれに影響を及ぼす各種要因
その結果,以下のことが明らかとなった。
(1)乾湿繰り返し環境下におけるモルタルの等価拡散係数は,経時変化する.
(2)等価拡散係数の値は,乾湿繰り返しのパターンに依存し,本研究で検討した範囲においては,湿潤期間が長いほど大きくなる.
(3)等価拡散係数の経時変化量は,水セメント比によってことなるが、飽水状態における拡散係数で割って無次元化した値を用いると,その経時変化は水セメント比に依存しない.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 佐伯竜彦,嶋 毅,長籠重義: "等価拡散係数を用いたコンクリートの塩分浸透予測手法の検討" コンクリート工学年次論文報告集. Vol.12,No.1. (1998)

  • [文献書誌] 嶋 毅,佐伯竜彦,長籠重義: "塩化物イオンの等価拡散係数の経時変化特性" 土木学会第53回年次学術講演会講演概要集. 第5部.

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi