• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

溶接残留応力の疲労への影響とその低減方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09750550
研究機関東京工業大学

研究代表者

穴見 健吾  東京工業大学, 工学部, 助手 (30272678)

キーワード溶接残留応力 / 疲労亀裂 / 再分布 / き裂開閉口 / 疲労強度
研究概要

・疲労亀裂進展に伴う溶接残留応力の再分布挙動について、実験的、及び解析的に検討した。縦方向溶液を施した中央貫通切り欠き試験体、及び3次元亀裂の進展を対象とした表面切り欠き試験体を用いて疲労試験を行い、疲労亀裂に伴う溶接残留応力の再分布について、切断法による疲労亀裂線上の残留応力の測定をすることにより検討した。その結果、亀裂先端には除荷時でも高い引張残留応力が測定されたが、亀裂がある程度進展すると引張残留応力の集中の程度が小さくなり、溶接なしの試験体同様に圧縮残留応力が測定された。また、超音波深傷、及び歪みゲージによる測定により亀裂開閉口点を求め、亀裂先端の残留応力状態と関連づけた。
・圧縮溶接残留応力の疲労強度への影響を検討することを目的として、ハンマーピ-ニング処理による疲労強度の向上効果について検討を行った。その結果、ハンマーピ-ニング処理により圧縮残留応力が導入されることにより疲労強度が改善されるが、亀裂進展速度が遅くなる領域は、圧縮残留応力が導入されていた領域とほぼ一致することを示し、また疲労強度向上効果を破壊力学的手法を用いて残留応力面から検討した。

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi