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1998 年度 実績報告書

三次元地形モデリングシステムを用いた地形図の大規模超並列計算法の構築と実用化

研究課題

研究課題/領域番号 09750562
研究機関中央大学

研究代表者

樫山 和男  中央大学, 理工学部, 助教授 (10194721)

キーワード地形風 / 地形モデリング / 並列計算 / 非構造格子
研究概要

本研究は、微地形の細部まで表現できる地形データ作成システムを用いた並列計算法により地形風の数値流体解析を実用レベルで行う数値シミュレータの開発を行うものである。
2年間の研究期間において
1) 三次元地形モデリングシステムの構築
2) 三次元流れの支配方程式に対する並列計算システムの構築
3) 以上の二つのシステムの統合化
を行った.昨年度は1)と2)について研究を行い,今年度は,1)の改良と3)について研究を行った.
1)の改良については,地形上に構造物が存在する場合にも有効となるようシステムの改良を行った.具体的には,地形図をスキャナー入力しラスター・ベクター変換されたデータと,構造物のCADデータをDXFファイル上で合成して,構造物を含めた地形モデルを作成するものである.要素としては,6面体のボクセル要素を用いた.本システムを用いることにより,パーソナルコンピュータ上で複雑な形状を有する構造物周辺の流れ解析のために要素分割が簡便に,かつ迅速に行うことが可能となった.
次いで,3)のモデリングシステムと並列計算システムの統合化を行い,実際に地形モデリングシステムで作成したモデルを用いて大規模な地形風の並列計算を行った.その結果,非常に高い並列化効率が得られ,本システムの有効性が確認された.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 樫山和男: "混合補間要素を用いた非圧縮粘性流れ解析のための高精度安定化有限要素法" 土木学会論文集. 591. 125-137 (1998)

  • [文献書誌] 山口 敏: "非構造領域分割に基づく三次元地形風の大規模並列計算" 計算工学講演会論分集. 3・1. 141-144 (1999)

  • [文献書誌] 清水 仁: "地形風数値解析のための三次元地形モデリング手法の構築" 計算工学講演会論文集. 3・2. 419-422 (1999)

  • [文献書誌] Kazuo Kashiyama: "Parallel finite element mechod utilizing the mocle splitting and sigma coordinate for shallow water tlaus" Computational Mechanics. (1999)

  • [文献書誌] 日本数値流体力学会有限要素法研究委員会: "有限要素法による流れのシミュレーション" シュプリンガーフェアラーク東京, 300 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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