研究概要 |
本年度の研究実績は以下のようになる。 本研究では、最近になってその実現が現実味を帯びてきた、高度交通情報システム(ITS,VICSなど)を有効に利用することで、都心部とその周辺部の交通渋滞情報を事前に提供して、渋滞時には最寄りの駅からのパークアンドライドを促すことによって、都心部の渋滞解消、徒歩周遊客の増加および賑わいの復活を目指そうとするものである。この場合においては、交通情報だけでなく都心部のイベント情報やショッピング情報なども効果的に提供すれば、都心部の集客力の強化に役立つものと考えられる。 そこで本研究では都心におけるイベント情報や高度交通情報の提供によって公共交通機関利用をどれだけ促進できるかをある程度概算することを目的としてアンケート調査を行った。このデータを利用して、まず単純集計、クロス集計等によって、高度交通情報提供と公共交通への転換特性について分析した結果、都心部までの渋滞情報を受けて自動車から公共交通へ転換する比率を解析することができた。
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