研究概要 |
塩化物の含浸により高性能の吸放温性を有する室内調湿建材を製作する手法を街路舗装材料としてレンガに適用することで、放射環境を含めて高温化しつつある都市内街路空間のパッシブ的な熱環境調整手法を開発することがねらい。 含浸薬剤としては塩化カルシウム,塩化マグネシウム,塩化ナトリウム、基盤材料としては赤レンガ,保水性セラミックレンガを取り上げ、恒温恒湿槽内で絶対湿度,温度ステップ変化に対する重量変化の単位応答を測定したところ、無含浸の試験体に比して格段の高含水性能が確認された。 屋外での使用が前提であるので、屋外暴露の後も同様の性能を有し得るのか否かを検討することが次年度の課題である。
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