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1997 年度 実績報告書

粒重の異なるイネ品種間における登熟特性とデンプン合成関連酵素活性との関係

研究課題

研究課題/領域番号 09760011
研究機関東北大学

研究代表者

中嶋 孝幸  東北大学, 農学部, 教務職員 (80241553)

キーワードイネ / 強勢頴果 / 胚乳細胞数 / 酵素活性 / 粒重 / 品種間差異 / 穀粒乾物蓄積速度
研究概要

本研究は,本年度と来年度の2年間で,粒重の大きく異なる品種を用い,シンクサイズである胚乳細胞数の視点から,頴果の直線的な乾物蓄積期間における胚乳細胞当たりの乾物蓄積速度の品種間差と胚乳のデンプン合成に関連する酵素活性との関係を調査することを目的として行った.
本年度は,実験に供試する品種の栽培と活性を測定する酵素の検討を行った.小粒品種から大粒品種までの7つの品種を栽培した.出穂直前から酵素活性測定用サンプル終了までファイトトロンへ移動し登熟期間の温度環境を一定に保つようにした.これらの品種の強勢な頴果について,胚乳が籾殻を埋め尽くしした日を基準に,0, 2, 4, 6, 8, 10日後にサンプルを行った.サンプルは,籾重を測定後すくに液体窒素で凍結し,-80℃で保存した.
測定する酵素は,現有設備で測定可能なSucrose Synthase, ADP-glucose pyrophosphorylase, Starch synthaseとした.Socrose synthaseは胚乳に転流してきたSucroseを最初に代謝する酵素であり,ADP-glucose pyrophosphorylaseはデンプン合成のキ-酵素と考えられており,これにより生成したADP-glucoseからStarch synthaseがデンプンを合成する.酵素の抽出法及びADP-glucose pyrophosphorylase, Starch synthaseについては,Nakamuraら(1989)の方法を用いることにし,Sucrose Synthaseは,Kerrら(1984)を参考にしてSucroseを合成する方の波のを行わせ,合成されたSucroseをガスクロマトグラフィーで分析する方法を検討している.
現在,酵素活性を測定するための種々の条件を調査・測定しているところである.

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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