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1997 年度 実績報告書

地形因子を考慮した林分成長のモデル化

研究課題

研究課題/領域番号 09760142
研究機関新潟大学

研究代表者

山本 一清  新潟大学, 農学部, 助手 (40262430)

キーワード地形因子 / 画像解折 / 全天空画像 / 3次元林分構造 / LAI / PPFD
研究概要

本年度は、地形因子と林分成長の関係を解析するための画像解析ソフトウェア及び3次元林分構造予測ソフトウェアの開発を行った。画像解析スフトウェアでは、葉による光合成能力の解析を行うための葉画像による葉内クロロフィル含量の推定手法、さらに3次元での林分構造及び林内の光環境を解析するため、魚眼レンズによる全天空画像から林分内の立木の3次元位置座標・樹高・直径の推定手段、及び林分の葉面積指数(LAI)・撮影地点における光合成有効光量子密度(PPFD)の推定手法について検討を行った。葉内クロロフィル含量の推定については、葉画像の緑のデジタル値を葉内クロロフィル含量との間に直線関係が認められ、葉内クロロフィル含量の推定手法としての葉画像解析の有効性を示すことができた(印刷中)。全天空画像の各推定手法については、ほぼ予定の機能の開発が終了し、林分内の立木の3次元位置座標・樹高・直径の推定手法については、撮影地点の異なる2つの全天空画像から十分な精度での推定が可能であることが確認できた(第109回日本林学会大会発表予定)。また、LAI及びPPFDの推定については 本年度申請備品(光量子計一式)により比較・検証のための実装値を計測中である。一方、3次元林分構造予測ソフトウェアでは、林分内の立木の3次元位置座標・樹高から3次元の林冠構造を予測し、予測された3次元の林冠構造から林内光環境の推定を行うことを目的として開発を行い、本年度は比較的簡単な樹冠形モデルをベースとした、周囲木との位置関係による単木レベルでの3次元の樹冠形予測及びその予測結果から林内の任意の地点における全天空画像をシュミレートする手法の開発を行った(第109回日本林学大会発表予定)。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kazukiyo Yamamoto: "A simple method for evaluating fin-scale variation of chlorophyll concentration within a leaf. (in press)" 新潟大学農学部演習林研究報告.

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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