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1998 年度 実績報告書

ドミナントネガティブets-1による血管新生の制御

研究課題

研究課題/領域番号 09770091
研究機関東北大学

研究代表者

安部 まゆみ  東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (80271980)

キーワード血管新生 / 血管内皮細胞 / ets-1 / ドミナントネガティブ
研究概要

ドミナントネガティブに作用することが確認されたtransdominant mutant ets-1(TM-ets-1)をプラスミドを用いて、マウス由来血管内皮細胞(MSS31)に導入し、血管新生に及ぼす効果を検討した。代表的な血管新生促進因子であるbFGF(basic fibroblast growth factor)に対する反応性をbrdU ELISA法による増殖能、wound migration assayによる遊走能、matrigel invasion chamberでの浸潤能、及びtype1 collagen gelでの管腔形成能で評価したところ、TM-ets-1遺伝子導入MSS31細胞の増殖能、遊走能、浸潤能、管腔形成能は、コントロールMSS31に比し、著明に抑制された。このTM-ets-1cDNAを挿入したコスミドと、TP結合アデノウイルスゲノムDNAを293細胞にコトランスフェクションして、非増殖性アデノウイルスベクターを作製し、高力価のウイルス液を得るために濃縮した。このCOS-TPC法で得られたウイルス液を用いると培養細胞(MSS31)のほぼ100%に遺伝子を導入できることが確認された。今後、このウイルス液を用い、TM-ets-1の作用をマウスを使ったin vivoの系で検討する予定である。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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