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1998 年度 実績報告書

胃悪性リンパ腫の発生・進展に関する遺伝子変化

研究課題

研究課題/領域番号 09770127
研究機関自治医科大学

研究代表者

鄭 子文 (Chong Ja-Mun)  自治医科大学, 医学部, 講師 (90285768)

キーワード胃 / 悪性リンパ腫 / BCL6
研究概要

胃原発悪性リンパ腫を、低悪性度MALTリンパ腫(LG-MALT)、低悪性度MALTリンパ腫の成分を伴うびまん性大型細胞型B細胞性リンパ腫〓(DLBCLwith LG)、および伴わないリンパ腫(DLBCL without LG)に分類し、BCL6遺伝子の異常について検討した。手術例(LG-MALT:7例、DLBCL with LG:4例、DLBCL withou LG:15例)および生検材料2例(LG-MALT:2例)。凍結材料にて、BCL6遺伝子の再構成、5'非翻訳領域の突然変異を、パラフィン切片でBCL6蛋白の発現を免疫組織化学的に検討した。BCL6遺伝子の再構成は第1イントロンにたいするプローブを用いたサザンブロットで、5'非翻訳領域の突然変異は第1イントロンの742bpの領域でPCR-SSCP法にて複数病変を検索した。BCL6遺伝子の再構成を認めたのはLG-MALT:0/7例、DLBCL with LG:1/4例、DLBCL withou LG:3/15例であった。また、BCL6蛋白の発現はLG-MALT:0/4例、DLBCL with LG:LG component0/4例、high grade component 4/4例、DLBCL withot LG:13/15例に認めた。5'非翻訳領域の突然変異はLG-MALT:0/4例、DLBCL with LG:0/3例、DLBCL withou LG:6/9例に認めた。以上より、BCL6遺伝子の再構成や蛋白発現、5'非翻訳領域の突然変異は LG-MALTからDLBCLに進展に関連すると考えられる。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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