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1998 年度 実績報告書

CFLP法による血液型遺伝子型の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09770295
研究機関東北大学

研究代表者

那谷 雅之  東北大学, 医学部, 講師 (70241627)

キーワードCFLP / PCR / Duffy型 / GC型 / ABO式血液型 / SSCP / PCR-direct sequencing / PCR-RFLP
研究概要

Duffy型、GC型、C8型のPCR-CFLP法による遺伝子型判定について試みた。
Duffy型はTournamilleらの報告したプライマーを用いて、変異点を含む1105bp断片を増幅し、CFLPによるtypingを試みたが、至適条件が設定できず、更に検討する必要がある。
GC型では伊東らが報告したプライマーを用いて、GC遺伝子のexon 5,8,11の増幅を行い、PCR-CFLP法によるtypingを試みたところ、至適条件の設定が困難で再現性にやや問題があり、PCR-RFLP法によるtypingの方が確実であり、優れていた。
Zhangらが報告したC8遺伝子のexonを増幅するプライマーを用いてPCR-RFLP法によるtypingを試みたところ、C8A A,B,ABを識別する事ができた。ZhangらのDNA typingではexson specific PCRに次いでallele specific PCRを行わなければならなかったが、PCR-CFLP法ではexon specific PCR後、Cleavase処理、電気泳動を行うのみでよく、PCR-SSCP法と同程度の簡便さであり、簡便性・迅速性という点で優れていた。
ABO式血液型遺伝子について、PCR-CFLP法、PCR-SSCP法、PCR-RFLP法、PCR-direct sequencing法について比較した。PCR-CFLP法は簡便性でPCR-SSCP法に次いで簡便であり、確実性でPCR-direct sequencing法、PCR-RFLP法に次いでいた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 那谷雅之: "親子鑑定におけるDNA多型検査と従来の血液型検査" 法医学の実際と研究. 41. 361-365 (1998)

  • [文献書誌] 木村敏夫: "法医試料からの簡便なHLA-DRB多型検出" 日本法医学雑誌. 52. 238-244 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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