• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

シェ-クレン症候群患者における細胞障害顆粒の発現に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 09770323
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

斎藤 佳子  埼玉医科大学, 総合医療センター第2内科, 助手 (30245237)

キーワードシェ-グレン症候群 / 細胞障害顆粒 / アポトーシス / TLA-1 / グランサイムB / パ-フォリン / Apo2.7 / CD8細胞T細胞
研究概要

シェ-グレン症候群(以下SjS)は乾燥性角結膜炎、慢性唾液腺炎を主徴とする原因不明の自己免疫疾患で、近年SjSの腺障害の機序に細胞障害顆粒を介したApoptosisの関与が注目されている。これまで私達は細胞障害顆粒の1つであるTIA-1のモノクロナール抗体を用い、CD4陽性T細胞中におけるTIA-1の発現増加を示し、SjSの腺破壊に細胞障害顆粒が関与している事を報告してきた。平成9年度には他の細胞障害顆粒について組織における細胞障害顆粒の発現の検討を加えた。
方法;1.正常人コントロールとSjS患者唾液腺の凍結切片標本を作成し、固定後、洗い
2.間接蛍光抗体法にて染色;一次抗体としてPerforin、TIA-1、GranzymeB、Apo2.7反応させ二次抗体としてanti-mouselgG-FITC標識反応させ、CD4、8、16、56PE標識各々モノクロナール抗体を反応させた後包埋
3.ACASにて解析(Double Staning)
結果:1.Preforin、TIA-1、GranzymeB、Apo2.7は正常人に比べSjS患者の唾液腺組織に強く染まった(p<0.0001)
2.細胞障害顆粒の発現はSjSのApoptosisを認める腺上皮細胞の周りに認められた。
CD8陽性T細胞は腺上皮細胞の周りに認められ、これらの細胞障害顆粒の放出に関与していると考えられた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Saito.K: "Decrensed expression of FcrRIII (CD16) on penpheral blood lnononrdeor cells in paticnts with Sjbgren's Syndreine" J.Rhenintol. (in press). (1998)

  • [文献書誌] Saito.K: "Cytotoxic Ginuales and apoptosis in Sjbgren's Syndreime" Arth. Rheum. 40. 1167- (1997)

  • [文献書誌] 斎藤佳子: "シェ-グレン症候群における腺破壊機序" リウマチ科. 17.4. 421-426 (1997)

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi