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1998 年度 実績報告書

RLGS法、AP-PCR法を用いた肝癌染色体ゲノムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 09770359
研究機関岡山大学

研究代表者

花房 直志  岡山大学, アイソトープ総合センター, 助手 (00228511)

キーワード肝癌 / RLGS / AP-PCR / ゲノムメチレーション
研究概要

癌細胞における遺伝子発現の変化は遺伝子の突然変異、メチル化状態の変化、および染色体数の変化や増幅による量的変化によるものであると考えられる。本研究ではRLGS法およ調V-PCR一SSCP法で検出された各種の変異を、詳細にカタログ化するとともに、変異部位の染色体へのマッピング、およびゲノムのメチル化部位、脱メチル化部位の染色体へのマッピングを目的とした。行なった研究の実績は以下のとおりである。(1)RLGS法の改良:縦型の泳動槽を用いる手法の利点を取り入れ、より正確なランドマーク像が一度に多く得られるよう改良を加えた。(2)効率的なRLGSスポットのクローニング法の開発:鈴木らにより報告されたPCR法を用いたクローニング法を元にラベリングとアダプターに改良を加え、1度の電気泳動でクローニング可能な手法を開発した。この手法を用いて行なったRLGSスポットのクローニング解析については第34回日本肝臓学会(1998年)において報告した。ここでは肝癌において多く観察されたRLGSスポットの変化の多くが反復配列のメチル化の変化によることを報告した(投稿準備中)。(3)AP-PCR法によるメチル化部位の検出:鋳型となるゲノムDNAをメチル化感受性制限酵素Msp I等で切断したものを出発材料としたAP-PCR解析(メチル化特異的AP-PCR法)のシステムを作成し、この方法によりランダムなメチル化に関与するゲノムのSTS(Sequence tagged site)マーカーを集めることができることを示した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 湯本泰弘: "肝細胞癌の遺伝子異常" 臨床消化器内科. 13・10. 1447-1464 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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