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1997 年度 実績報告書

遺伝子導入neural stem cellを用いたパーキンソン病モデルの移植治療

研究課題

研究課題/領域番号 09770456
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

柴田 護  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (60286466)

キーワードパーキンソン病 / 遺伝子治療 / レトロウイルス / neural stem cell
研究概要

●tyrosine hydroxylase cDNAのスクリーニング
tyrosine hydroxylase(TH)遺伝子exon 12,13をflankするprimer(5'-TTGACCCCAGACACAGCA-3',5'-GGTAGAATACAGCATGAA-3')でPCRを行い、PCR産物をrandom prime法でlabelingした。このprobeを用いて当研究室におけるラット脳cDNA libraryからTH cDNAを持つplaqueをplaque hydridizationにて選択した。
●retrovirus vectorへのTH cDNAの組み込み
TH cDNAにlacZ,neomycin-resistant gene(neo)をligationさせたMoloney murine leukemia virus由来のretrovirus vectorを作製した。作製したvectorをpackaging cell lineにlipofectionにより導入した後、G418(400μg/ml)を含む培地でvectorの感染したcloneを選択した。選択されたcloneの培養を継続し、retrovirus particleに富むmediumを得た。
●ラット胎児脳からのneural stem cellの回収
Sprague-Dawleyラットの胎生14日の胎児を取り出し、大脳皮質を分離し細胞を機械的にdissociateした。20ng/ml EGFを含むDMEMで細胞を培養し、neural stem cellがsphereを形成するのを確認した。NSE,GFAP,O4に対する抗体を用い染色しnegativeであることを確認し、これらの細胞がneural stem cellである可能性が高いと判断した。以上まで、本実験は終了している。今後、これらの細胞に、retrovirusに組み込んだTH cDNAを導入する過程に入る予定である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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