今年度の研究は、新生児一過性糖尿病の患児のハプロタイプ解析をCA repeat markerを用いて解析することであった。今年度は、国立小児病院からの一症例が追加された。 学内共同実験施設にある蛍光DNAシークエンサーを用いた解析法を用いて解析を行った。使用した遺伝子座位は、ABI PRISM Linkage Mapping Ver2.0によった。第6番染色体上の20の遺伝子座位について検討をおこなった。明らかなuniparental isodisomyは検出されなかった。このことは、第6番染色体の関与が否定的なのか、極めて近接した領域のみがisodisomyである可能性の2つがのこる。
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