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1997 年度 実績報告書

FGF Receptor異常症の分子生物学的発症機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09770577
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

鈴木 英明  東京慈恵会医科大学, 医学部・小児科, 助手 (20206519)

キーワード線維芽細胞増殖因子(FGF) / レセプター(FGFR) / FGFR2異常症 / 培養皮膚線維芽細胞
研究概要

線維芽細胞増殖因子(FGF)は四肢の発生において重要な役割を果たすと考えられているが、レセプター(FGFR)の役割とその下流因子についてはよくわかっていない。四肢の前後軸形成においてFGF4、Sonic hedgehog、レチノイン酸が後方で強く発現することが知られている。そこで我々は4例のFGFR2異常症(Apert(AS)とloss of function変異を持つPfeiffer(PS)各2例づつ)の培養皮膚線維芽細胞を用いて、レチノイン酸レセプターの発現に対するFGFR2の働きについて調べてみた。その結果PS症例ではコントロール、ASに比べRXR-?の発現が亢進していること、そしてそれに伴いその下流因子である細胞質レチナ-ル結合蛋白の発現が亢進していることがわかった。このことから線維芽細胞においてFGFR2はRXR-?の発現をdown regulateしていること、ASの変異はloss of function変異ではないことが推測された。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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