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1997 年度 実績報告書

放射線による癌抗原(MUC1ムチン)誘導機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09770679
研究機関東京大学

研究代表者

平野 和也  東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (80251221)

キーワードムチン / MUC1 / X線
研究概要

大腸癌細胞株HT29を用いて放射線照射後発現する蛋白MUC1ムチンのELISA法による検出を行った。X線は島津深部治療用X線発生装置を用いた。(200kV 20mA,0.5mmCu+1.0mmAlフィルター、線量率1.0 Gy/min)。HT29細胞を1x10^5cells/ml,1ml/wellまき、X線照射(0〜10Gy)、0〜9日後培養上清を回収、サンプルとした。小麦胚芽レクチン(WGA)でコートしたELISA用プレートを用い、HT29培養上清を加え、室温下2時間、シアル酸を含む分子を吸着させ、0.25%グルタルアルデヒドで処理洗浄、その後マウス抗MUC1モノクローナル抗体(M.Y.1E12)、次いで2次抗体Alkaline phosphatase conjugated anti mouse IgGを処理した。発色基質としては、PNPP(Paranitro-phenylphosphate)1mg/mlを用いautoreaderにてλ_1=405nm,_2=610nmで測定した。また細胞の致死効果はコロニー形成法で解析した。まずHT29細胞のX線照射後のMUC1ムチン産生の経時変化を調べた。6Gy照射後4日から8日にかけて培養上清中のMUC1が増加していくことが判明した。また非照射HT29細胞をも培養しつづけると少量であるがMUC1ムチンを産生放出していた。Capan-1細胞培養上清は照射なしでも常時高値を示した。次にHT29細胞におけるX線照射後のMUC1ムチン産生のDose responseについて調べた。1Gy〜6GyのX線照射後6日後において、H29細胞は線量依存性にMUC1を産生していた。HT29細胞の生存率はコロニー形成法により、D0値は1.44を示した。
以上、HT29細胞はX線の線量に応じ、生存率を低下させ、同時にMUC1ムチンを培養上清に放出することが本研究で、確立したELISA法で検出された。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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