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1997 年度 実績報告書

抗うつ薬長期投与による細胞内信号伝達系蛋白発現の変動

研究課題

研究課題/領域番号 09770757
研究機関自治医科大学

研究代表者

丹生谷 正史  自治医科大学, 医学部, 助手 (00228256)

キーワード抗うつ薬 / PDEIV / ストレス / c-AMP
研究概要

脳内サイクリックAMP(c-AMP)分解酵素の一つであるPDEIV(phosphodiesterase type IV)に関しての研究を施行した。現在この内容をJ.Neurochem.誌へ投稿中である(タイトル:Transcritionaland translational regulation of phosphodiesterase type IV isozymes in rat brain by electroconvulsive seizure and antidepressant drug treatment.)。研究成果としては、長期電気ショック投与あるいは長期抗うつ薬投与によってこのPDEIVの転写および翻訳が、実験動物ラット前頭領域で亢進していることを発見し、この事実が抗うつ効果となんらかの関係がある可能性が示唆された。PDEIVの翻訳亢進は海馬領域では観察されなかった。実験に当たっては、自治医科大学精神科、レジデント、須田史郎が研究協力者として関与している。今後は、ストレス負荷、長期抗うつ薬投与によって新たに発現する蛋白の解析を精力的に行うことを予定している。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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