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1997 年度 実績報告書

神経栄養因子GDNFとNOを介する脊髄運動ニューロンの分化、再生機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09771036
研究機関金沢大学

研究代表者

藤沢 弘範  金沢大学, 医学部, 助手 (40283113)

キーワードGDNF / NO / ret / Spinal motor neuron
研究概要

mRNAおよび蛋白レベルにおけるret proto-oncogeneの発現を、in vivoおよびin vitroについて検討した.以下にこれまでの実験の概要と結果を示す.
1.すでに報告されているマウスret proto-oncogene cDNA sequenceをもとに,1組のプライマーセット,センス鎖(283-303bp)とアンチセンス鎖(1243-1263bp),を作成した.
2.成体マウスから大脳,脊髄,胎盤を採取し,これらからIsogen法によりtotal RNAを抽出した.
3.合成プライマーと抽出したRNAから、RT-PCR(reverse transcription-polymerase chain reaction)法によりin vivoにおけるret mRNAの発現を検討した.目的とする981bp cDNA断片の発現は,脊髄のみに観察された.
4.培養マウス神経芽細胞腫Neuro-2aから細胞総蛋白質とIsogen法によりtotal RNAを抽出した.
5.合成プライマーと抽出RNAを用いたRT-PCR法により,目的とする981bp cDNA断片を増幅し,Neuro-2aにret mRNAの発現を確認した.
6.Neuro-2aより抽出した細胞蛋白質をSDS-PAGE法にて分離し、マウスret蛋白(RET)と反応する抗体(Santa Cruz Biochemistry)を用いてWestern Blotting法を行った.本細胞中に抗RET抗体と交叉する単一の約120kDaのバンドを検出した.

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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